「おうち時間」というキーワードが増えた昨今、新たにご家庭でペットを飼われる方が多くなりました。そんな中ブリーダーからペットを購入した際にトラブルにあったなどといった相談が増えており、注意が呼びかけられています。
ブリーダー紹介サイトで好みのチワワを見つけ、ブリーダーとのやりとりをしていたところ「掲載していない希少な毛色のチワワがいるので見に来ないか」と連絡を受け、ブリーダーを訪ねました。実際に現地で子犬を見せてもらったところ気に入ったため約80万円をその場で支払い引き取ったものの、健康状態の説明や契約書の交付は一切なく、領収書を受け取っただけでした。後日動物病院にいくと「先天性の心臓病を患っているので1年も生きられないだろう」との診断結果であり、ブリーダーにその旨を伝えると「返品すれば全額返金する」との回答だったそうです。しかし愛着がわいていることから、返品ではなく治療費の支払をして欲しいという相談事例です。
インターネットで生まれる前の犬を予約販売するサイトを見つけ、ブリーダーを訪ねて内金の支払を行い契約した事例です。犬自体は30万円であったものの、基本訓練やマイクロチップ装着費用などで約50万円になり、契約後自宅に戻ったところ家族に反対されたので解約を申し入れたそうです。するとブリーダーから契約代金総額の3割である約15万円を違約金として支払うよう求められたという相談事例です。
ペットを取り扱う上で外せないのが「改正動物愛護管理法」です。人と動物がうまく共生できる社会の実現に向けて動物の保護などさまざまなルールが設けられていますが、その中から一つ紹介すると「生後56日(平成28年8月31日までは45日、それ以降別に法律に定めるまでの間は49日)を経過しない犬及び猫の販売又は販売のための引渡し・展示は禁止」という定めがあります。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2508a/full.pdf ┗生後45 日を経過しないペットは販売禁止特定商取引法は「特商法」とも呼ばれており、事業者による違法で悪質な勧誘行為などを禁止し消費者の利益を守るための法律となっています。具体的には訪問販売や通信販売などのように消費者トラブルが起きやすい取引類型を対象に、事業者が守るべきルールやクーリングオフなどのように消費者を守るルールを定めています。一般的にペットショップで納得したうえで購入する場合にはクーリングオフの対象外となりますが、強引な勧誘などのように特殊な事情がある場合にはその限りではありません。
ペット関連のトラブルは増加傾向にありますが、その事例を知っておく事により事前にさまざまなケアができるでしょう。このサイトでは事例などを多く紹介していますので、ぜひチェックして注意のアンテナを張っておくようにしましょう。
「人も動物も豊かに暮らせる社会を実現する」を理念に、横浜市で事務所を構える弁護士事務所です。ゆっくり丁寧にヒアリングを行い、迅速に対応する「SLOW&QUICK」を実践。ペット法務では、ペット法務やビジネスに精通したスペシャリストが、高品質なサービスを提供しています。
弁護士法人なかま法律事務所で
話を聞いてみたい方は
こちら(公式サイトへ)