動物病院・獣医師の皆様へペット弁護士®に聞いたトラブル解決方法｜解決事例付

WEB上での誹謗中傷
書き込みで来院が減った

動物病院は、ペットの健康不安を抱えセンシティブになっている飼い主が多く訪れるため、誹謗中傷のような口コミを書かれてしまうケースは少なくありません。

誹謗中傷の口コミや悪評が広まってしまうと、全てなかったことにするのは困難なので、見つけ次第、問い合わせフォームから削除依頼を行うなど迅速な対応を行いましょう。

削除に応じてもらえない場合は、裁判を通じて削除依頼の仮処分の申立をします。申立は、法律の専門知識がないと難しいため、弁護士に依頼するのがおすすめです。

インフォームド・コンセントとは、獣医師が飼い主に対して症状や治療の目的、内容を十分に説明し、理解と同意を得ることです。インフォームド・コンセントを適当にしていると、治療結果によっては飼い主とトラブルになったり、訴えられたりする可能性が高まるので、しっかりと行いましょう。

ここでは、動物病院におけるインフォームド・コンセントの重要性について解説すると共に、インフォームド・コンセントで網羅すべき事項や、手術同意書の作り方・コツなどについてご紹介します。ペット弁護士®中間先生の見解もご参照ください。

医療過誤で訴訟を起こされてしまうと、病院経営に大きな影響を与えるため、日頃から手術承諾書の内容を工夫する、カルテを詳しく書いたりするなど、医療事故トラブルを予防することが大切です。

また、トラブルが起きてから弁護士を探していては、初動対応が遅れてトラブルが深刻化してしまう可能性があります。このため、あらかじめ信頼できる弁護士と顧問契約を結び、トラブル時だけではなく、日頃から弁護士に相談しておくのがおすすめです。

しっかりと体制を作っておくことで、スタッフも安心して業務に専念できるでしょう。

取材協力

弁護士法人なかま法律事務所

「人も動物も豊かに暮らせる社会を実現する」を理念に、横浜市で事務所を構える弁護士事務所です。ゆっくり丁寧にヒアリングを行い、迅速に対応する「SLOW&QUICK」を実践。ペット法務では、ペット法務やビジネスに精通したスペシャリストが、高品質なサービスを提供しています。