今やペットは家族の一員であると考える方が多くなっており、まるで人間の家族と同じように扱う方も増えています。だからこそその命を預けるペットシッターの仕事はとても大切な仕事であり、関連する国民生活センターへの相談は2021年まで3年連続で増加するなどトラブルが多くなっています。
ペット|独立行政法人 国民生活センターYahoo!知恵袋に投稿されたペットシッターとのトラブルでは、生活保護と年金の生活であり一度に支払いができないことから分割払いをお願いした方が、諸事情により支払が遅れた際に家まで督促にこられたと紹介しています。投稿している内容を見ると投稿者本人に問題があるように見受けられ、クレームにも正当なものと不当なものがあると考えさせられます。
ペットシッターとのトラブル|Yahoo!知恵袋ペットシッターはペットを預かる仕事ですので、その命を大切に扱う必要があります。一定の信頼がある業者でなければ安心して任せることはできないため、ペットを預けるペットシッターが第一種動物取扱業者としてきちんと登録されているかを確認しておきましょう。登録のない業者については要注意です。
環境省令第七号 第一種動物取扱業者及び第二種動物取扱業者が取り扱う動物の管理の方法等の基準を定める省令|e-GOVペットシッターに家の鍵を預ける場合、その管理や返却方法についてしっかりと定めがあるかは確認しておきましょう。居住している空間に入る手段を預けるということですので、その鍵は厳格に管理してもらう必要があります。
ペットシッターに来ていただく方が自宅の設備を利用する場合、その内容や範囲、何かあった場合の責任の所在についても明確にしておく必要があるでしょう。ペットのお世話に必要なものであればもちろん使ってもらわなければならないため、どのような定めになっているかを確認しておきましょう。
ペットの飼育方法や方針は飼い主によって異なります。世話の仕方、食べさせるモノなどこだわりをもって育てている方は多いでしょう。そのためそれらの飼育内容についてはきっちりと定めておく必要があります。また、万が一の緊急対応についても明確に定めておきましょう。
ペットの命を預ける以上、万が一事故などが起こった場合にどのような責任を負うのかという部分も定めておく必要があります。損害が生じた場合にはどこまでを補償してくれるのか、またどのような場合は免責になるのかなどについての契約内容はしっかりと確認しておきましょう。
家族の一員であるペットの命を預けるペットシッターは信頼できる業者に預けましょう。また、預ける際には契約書の内容も含めて「何かあった時にどう対応するか」という法的なリスクケアもしっかりと視野に入れておきましょう。
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