ペット専門の弁護士なら、広告表現・事業の適法性チェックも適切に行ってくれます。ここでは、ペット専門弁護士がどのようにサポートしてくれるのか、事例や費用相場をご紹介します。
動物病院が行う広告活動には、薬機法(旧薬事法)、獣医療法、景表法など、法律で制限が設けられています。インターネット広告やチラシなどで集客活動を行う際は、広告表現が規制に違反していないか、十分に注意しなくてはなりせん。
ペット専門弁護士なら、獣医療法や景表法等の広告審査規制のチェックはもちろん、動物病院を経営するうえで起こり得る法律問題についてトータルにサポートを行ってくれます。
A社では、ペット用サプリメントの販売で、広告・製品表示に関して行政指導を受けてしまいました。そこで、薬機法・ペットフード安全法の法令、施行規則や、行政通知等を詳しく検討し、商品のパッケージや広告をチェック・修正しました。今後販売する新製品などの販促活動全般についても、事前にチェックする体制を整えました。
ある広告会社の求人サイトに求人広告を出した動物病院。無料期間だけ掲載したつもりが、突然、広告会社から高額な広告料を請求されました。申込書などを確認したところ、期限までに解除しない場合は自動的に有料プランに移行する内容でした。そこで、内容や諸事情を踏まえて対応した結果、広告会社からの請求はなくなりました。
獣医療法では、「広告ができない事項」について定められています。例えば、治療費に関する記載はNGです。「費用はお問い合わせください」といった記載はOKですが、「どこよりも安くします」「キャンペーン中は半額」など、低価格競争によって医療の質の低下を招くような広告は認められません。また、「うちのワクチンは効果抜群です」といった客観的事実が証明できないような誇大広告、「県内で一番安全安心な病院です」など他院と比較するような広告もNGです。
注意したいのは、FacebookやTwitterなど、シェア機能が備わっているSNSも広告制限の対象になるということ。診療施設のホームページは原則として対象外ですが、バナー広告やグーグルのリスティング広告などを使ってしまうと広告と見なされるので気をつけましょう。
ペット専門の弁護士とは、獣医師や動物病院向けの専門サービスを提供している弁護士のこと。「広告を打ちたいが法令に違反しているか知りたい」「SNSを使おうと思っているが、広告の内容を事前に相談したい」といった広告審査規制のチェックをはじめ、スタッフとの労務トラブルや飼い主対応・クレーマー対策、獣医療費未払金の回収、獣医療事故の対応や診療契約書・手術同意書の作成・チェックなど、獣医師や動物病院が安心して業務に専念できる環境づくりをサポートしています。 通常の弁護士との大きな違いは、ペット法務に関する知識や、案件への対応件数です。ペット専門の弁護士なら、動物医療業界やペットビジネス業界ならではの慣行・ビジネスモデルや専門知識をふまえた上で、実践的なサービスを提供してくれます。
弁護士にサポートを依頼する方法には、大きく「顧問契約」と「スポット契約」があります。 編集チームの調査によると、ペット専門のサービスを提供している事務所の顧問契約料は、1ヶ月3,980円(税込)~11万円(税込)。平均すると、1か月で3万円~5万円程度でした。中には、1時間1万円(税込)でスポット相談に対応している事務所もあるようです。一口に顧問料といっても、事務所によって、どんな業務まで対応してくれるのか、あるいは相談対応の範囲や対応回数(時間)などが異なります。このため、どんなサポートをして欲しいか、内容と料金を照らし合わせて選ぶことが大切です。
顧問契約とは、毎月一定の料金を支払い、継続的に法律アドバイスやサポートを受けられる契約のことです。顧問契約を結ぶことで、毎月の料金は発生しますが、料金内でいつでも法務的に不安な点を相談できたり、各種バックオフィス業務をサポートしてもらうことができます。これに対してスポット契約は、依頼したいときだけ単発で結ぶ契約のことです。必要なときだけ依頼できるため、費用を抑えられる点がメリットです。一方で、デメリットは、継続的なサポートが受けられない・トラブルが起きたときの初動が遅くなる点などが挙げられます。
広告表現・事業の適法性チェックを行うなら、ペット専門の弁護士と顧問契約を結ぶのがおすすめです。顧問契約なら、広告を出すたびに獣医療法や景表法等の規制チェックを行い、安心して集客できるようにサポートしてくれます。また、動物病院を経営するうえで起こり得る法律問題などについてもトータルにアドバイスしてくれるので、安心して業務に専念することが可能です。
当サイトでは、ペット業界のトラブル回避術について、ペット専門の弁護士さんに解説して頂いています。「トラブルを避け、事業拡大や安全運営に集中したい」という事業者の皆様は、ぜひ参考にしてみてください。
「人も動物も豊かに暮らせる社会を実現する」を理念に、横浜市で事務所を構える弁護士事務所です。ゆっくり丁寧にヒアリングを行い、迅速に対応する「SLOW&QUICK」を実践。ペット法務では、ペット法務やビジネスに精通したスペシャリストが、高品質なサービスを提供しています。
弁護士法人なかま法律事務所で
話を聞いてみたい方は
こちら(公式サイトへ)